貝殻で作られた魚礁「JFシェルナース」により、貝殻が微生物や小型動物の棲みかとなり魚を育て、海を育みます。海のものを海に戻す、これぞ大自然の法則。
トップ
>
シェルナースNEWS
>
創刊号(目次)
> Page.6
<前へ
|
P.1
|
P.2
|
P.3
|
P.4
|
P.5
| P.6 |
目次へ>
【PAGE.6】
■シェルナース新規開発情報
1)イセエビ型魚礁
イセエビ型魚礁は様々な大きさと形の空間を形成しており、各発育段階のイセエビに生息場を提供し、イセエビのみならず多種の磯根水産資源の増大を図ることを目的としている。また、藻類の付着基質やカサゴ、サザエなどの生息場としても役立つ構造の魚礁である。その構造は、カキ殻餌料培養基質でイセエビ等の餌料となる巻貝、二枚貝、カニ類、ヨコエビ類、フジツボ類などを供給するとともに、沈着間もない稚エビの生息場を提供し、斜めに装着した棚は稚エビから成体までの各体長に対応した空間を持つ生息場とした。また、側面、内部、底板コンクリートに通路を設け、外敵から逃避したり、移動できる構造になっている。
平成12年度 事業実施(三重県浜島町)
シェルナースに定着したイセエビ
2)タコ型魚礁
タコ型魚礁は、成長段階の異なるマダコに生息場を提供し、マダコ資源の増大を図ることを目的としており、上面は藻類の付着基質、礁の内部はクロダイ、メバル、カサゴの生息場としても役立つ構造の魚礁である。その構造は、礁内部に親ダコの産卵場と生息場を提供するために大、小2型のタコツボを配置し、沈着間もない稚ダコの隠れ場、餌場としてカキ殻餌料培養基質パネルを上面に装着した。そして幼ダコの隠れ場、餌場として内部にカキ殻よりもやや大きい空間を形成するホタテガイなどを使用したユニットを装着した。
このタイプの魚礁は岡山県倉敷市、広島県安芸津町において事業実施されている。
平成12年度 香川県中讃水域設置型
タコツボ内の抱卵マダコ
カキ殻餌料培養基質に潜入していた稚ダコ
<前へ
|
P.1
|
P.2
|
P.3
|
P.4
|
P.5
| P.6 |
目次へ>