JFシェルナース
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貝殻で作られた魚礁「JFシェルナース」により、貝殻が微生物や小型動物の棲みかとなり魚を育て、海を育みます。海のものを海に戻す、これぞ大自然の法則。

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【PAGE.3】
   平成15年1月29日、(社)全国沿岸漁業振興開発協会による「魚礁構造物に増殖機能を付加している構造物」の増殖機能に関する勉強会が開催されました。我々は長崎県西彼杵郡野母崎町の7.0型 と南高来郡布津町の3.5型・4.5型 の効果調査結果を報告しました。なお、本調査は長崎大学水産学部、JFグループとの共同で行いました

   長崎に沈設したシェルナース は沈設5ヶ月経過時点でご紹介したシェルナースNEWS4号で「何かすごいことになってきたぞ」と連呼してしまうほどの魚類の多さでしたが、その後も蝟集量は、大幅に増加して沈設約1年後で空m3あたり約1,000gとなるまでにアップしていました。とんでもないことになっています。
   同時に魚礁に付着する餌動物の増殖量の調査も行ったところ、特に魚類の餌となるエビ類・カニ類等も魚類蝟集量と同様に増えていました。つまり、魚礁に魚類が集まってくるのは、増えている餌生物を食べるためであると考えられます。

   では、集まってきている魚類は魚礁に付着している餌動物を本当に食べているのでしょうか? そこで刺網調査を行い、その捕れた魚の内蔵を調べたところ、全ての個体が何かを食べていることがわかりました。詳しく調べたところ、カワハギ類コロダイ、コショウダイなどからは今回の調査で確認されているエビ類・カニ類等が多く見られました。特にカワハギ類は潜水時に魚礁の表面をついばんでいる行動が頻繁に見られ、シェルナース を「餌場」として大いに利用していることがわかりました。
   レストラン シェルナース は大繁盛!!ですね。\(^o^)/
図.空m3 あたりの魚類蝟集量とテストピース1基当たりの
エビ、カニ類・匍匐性多毛類の変化
野母崎町より
写真.魚礁を利用する魚類
布津町より

写真.漁獲魚類と
     その消化器官内容物
布津町より

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