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長崎に沈設したシェルナース は沈設5ヶ月経過時点でご紹介したシェルナースNEWS4号で「何かすごいことになってきたぞ」と連呼してしまうほどの魚類の多さでしたが、その後も蝟集量は、大幅に増加して沈設約1年後で空m3あたり約1,000gとなるまでにアップしていました。とんでもないことになっています。
同時に魚礁に付着する餌動物の増殖量の調査も行ったところ、特に魚類の餌となるエビ類・カニ類等も魚類蝟集量と同様に増えていました。つまり、魚礁に魚類が集まってくるのは、増えている餌生物を食べるためであると考えられます。
では、集まってきている魚類は魚礁に付着している餌動物を本当に食べているのでしょうか? そこで刺網調査を行い、その捕れた魚の内蔵を調べたところ、全ての個体が何かを食べていることがわかりました。詳しく調べたところ、カワハギ類やコロダイ、コショウダイなどからは今回の調査で確認されているエビ類・カニ類等が多く見られました。特にカワハギ類は潜水時に魚礁の表面をついばんでいる行動が頻繁に見られ、シェルナース を「餌場」として大いに利用していることがわかりました。
レストラン シェルナース は大繁盛!!ですね。\(^o^)/
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図.空m3 あたりの魚類蝟集量とテストピース1基当たりの エビ、カニ類・匍匐性多毛類の変化 野母崎町より |
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写真.魚礁を利用する魚類 布津町より |
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写真.漁獲魚類と その消化器官内容物布津町より |
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