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平成15年5月17日〜19日、日本大学生物資源科学部において平成15年度 日本水産工学会 学術講演会が開催されました。弊社では、現在、環境問題にまで発展している廃棄貝殻利用の研究として「貝殻を利用した餌料培養基質の特性 − 貝殻集積量と着生動物の関係 −」という調査結果を報告しました。
本研究ではカキ殻を入れた大型ケースを作成し、貝殻の集積量とそれに付着・潜入する動物の関係、また内部に堆積する浮泥量等を調査しました。その結果、カキ殻ケースは同型の平面形状構造物と比較して、選好性餌料動物量は3.9倍となり、増殖機能付加型魚礁の部材として有効であることが分かりました。本研究により廃棄貝殻を大量に有効活用できる貝殻ケース利用への期待が大いに高まりました。
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