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津村先生による講演 |
2006年2月15〜16日、JF全漁連会議室にて、全国14会員16名が出席し、JF全漁連「シェルナース推進協議会(第2回)」が開催されました。
協議会では、北海道東海大学の津村先生に、「廃棄貝殻による人工魚礁漁場の造成」について講演していただき、廃棄貝殻を利用した、生物増殖機能を重視した人工魚礁の効果について、見識を深めました。
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●浜からの声 会員からは以下のような意見があがりました。
「養殖のりのクロダイによる食害が問題になっている。以前は水温が低下する1月以降では見られなかった現象だが、近年の水温上昇等によって食害期間が長期化している。網で囲んだりして防護策を施しているが侵入を防ぐ方法には限界がある。そこで、発想を転換して、のり養殖場近辺に大規模な藻場を造成し、食害を軽減させるという考え方はどうだろうか?」 |
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熱心に講演に聞き入る各会員 |
この意見に対して、
「養殖場付近に代替藻場を造ることで誘導できる可能性はある。網は局部的にしか役割を果たさないので限界があろう。試してみる価値はあると思う。ある程度の規模で試験しないと効果が明確に現れないと思うので、事業として実施してもらうように相談をした方が良いでしょう」 |
という回答を先生方から頂くことが出来ました。
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また、JF広島漁連とJF香川漁連からは、県下の推進状況の発表を通じ、推進上の留意点等について、他県会員へのアドバイスを行いました。JF全漁連としては、推進強化を図るためにも、今後も定期的にこのような協議会の開催を予定しております。 (JF全漁連 資材課) |
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