JFシェルナース
JFシェルナース

貝殻で作られた魚礁「JFシェルナース」により、貝殻が微生物や小型動物の棲みかとなり魚を育て、海を育みます。海のものを海に戻す、これぞ大自然の法則。

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【PAGE.3】
■シェルナース効果調査事例

沈設シェルナース情報

設置場所
香川県さぬき市


設置魚礁
シェルナース1.6型
(平成12年2月沈設)

設置水深 6〜7m
底質    砂泥底



シェルナース調査情報

調査回数(5回実施)
平成17年9月〜平成18年1月

調査内容
 ・キジハタ放流
 ・キジハタ追跡調査
 ・キジハタ漁獲調査
 ・消化器官内容物調査
   今回の調査日記は岡山県のすぐ向い、香川県さぬき市の調査をご紹介します。今回は(社)香川県水産振興協会さん、JF香川漁連さんとの共同調査であのまぼろしの魚「キジハタ」をシェルナースに放流しました!
   さぁ結果は如何に・・・?



元気に泳ぎ、シェルナース
の中に入るキジハタ
   瀬戸内海ではたいへん貴重とされ、市場価値の高い「まぼろしの魚キジハタ」!増えて欲しい魚として各地で要望されています。
   放流する小さな魚たちには外敵から身を守る隠れ場や餌が必要です。そこで餌が豊富で隠れ場の多いシェルナースに放流しました。放流したキジハタはたいへん元気が良く、すぐに貝殻パイプの中へ入っていきました!隠れ家としては最適ですね!



シェルナースで泳ぐキジハタ

漁獲したキジハタ
消化器官内容物
   放流したキジハタはどうなっただろう? そこで数日後から潜水調査を開始!さぁどうかな?・・・・おっ!いました!!貝殻パイプの中に潜んでいました!
   アレ?何だか、たくましくなっているぞ!ということで捕まえて全長を測ったところ、1カ月間で・・・なんと12mmも大きくなっているではないですか!
   成長しているのだから何か食べているはず・・・と言うことで可哀想ですがお腹の中を調べると・・・出るわ!出るわ!お腹の中からシェルナースにいるエビ・カニ類が!そりゃ良い餌を食べているのだから大きくなりますよね!

捕獲したキジハタの平均全長と群摂餌率
(お腹の中に餌が入っていたキジハタ数の
割合)の変化
   しかも放流していないメバル、カサゴ、オニオコゼの幼魚や稚ナマコも確認できました!
   シェルナースっておさかなたちの幼稚園ですね!

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