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おかげさまで、シェルナースが国の水産基盤整備事業に採用されてから、10年の節目を迎えることが出来ました。
設置基数・箇所数ともに順調に伸び、平成17年度にはついに6,000基、24道府県に至りました。また、シェルナース採用にともない3,600トンもの貝殻がリサイクルされ、漁場や藻場の回復に貢献しています。
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貝殻パイプの製作状況
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使用する貝殻の種類もカキ、アコヤ貝、ホタテ貝、ヒオウギ貝と多岐にわたり、地元のニーズに幅広く対応しています。貝殻パイプの製作には、これまでに12県の漁業者の方にご協力いただきました。
今後も豊かな海づくりを目指し、多くの海で活躍していけるよう精進してまいります。
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海のことならいつもそこで働いている漁業者の方に聞くのが一番!そこで、今回は貝殻パイプを製作していただいている漁業者の方々からの豊かな海づくりのための提案を一部ピックアップしてみました。 |
提案1 「自分で製作した貝殻パイプをカキ筏の下に取り付けて、どのような効果があるか試験をしてみたい。水質浄化や、カキ養殖に良い効果があるのではないか?」 |
提案2 「カキに稚ナマコが付いているのをよく見かけるが、ナマコが獲れる場所の近くに稚ナマコの保護用にシェルナースを入れれば、稚ナマコがそこで成長し、ナマコが沢山獲れるのではないか?」 |
弊社ではカキ養殖施設の下にシェルナースを設置することで、カキに付く稚ナマコを保護・育成し資源を増加させようという提案も行なっています。ナマコは海底の掃除屋としても知られており、ナマコが増えることで、海の環境が良くなることも期待されています。 また、広島県の江田島湾では実際にカキ筏の直下にシェルナースを設置した実験を行なっており、稚ナマコやメバル、カサゴの幼魚などがたくさん見られるようになりました。
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