Weekly Column 【2006.10.27】 |
庭や山、特に石をひっくり返した裏側なんかによくいるダンゴムシですが、あれはエビの仲間なんですよね。ダンゴムシに近い親戚でダイオウグソクムシっていう深海の生き物がいるんですけど、姿はそのまんまダンゴムシです。
ちょっと面白いのが、ダンゴムシは陸に上がる方向へ進化したにもかかわらず、未だにエラで呼吸しています。効率のいい呼吸方法を手に入れる方向ではなく、少量の酸素で活動できるよう体を小さくして、湿度の高い場所で生活するという選択をしたのでしょう。
このことを思い出すたび「ダンゴムシって、喰ったらエビの味がするんじゃないのか?」と考えてしまいます。絶対違うとわかっていても、ついつい確認したくなることってありますよね。
実際のところ、比較的近い種のフナムシを食べた人が「あれはマズイ」という話をしていまして、ダンゴムシもほぼ間違いなくマズイと思われます。田んぼにいるアメリカザリガニは普通に美味しいらしいので、どうせチャレンジするならそちらがオススメです。
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