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沿岸域はその利便性から干拓や埋め立て等の開発が進み、そこに棲む生き物にとっては厳しい状況となっているのが現状です。そこで、弊社を含む4社で結成した「貝殻利用研究会」では貝殻を利用した干潟や藻場をつくることで、生き物にとって好適な生息環境の創造、貝殻リサイクルの促進を目指します。
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貝殻利用研究会(株式会社大本組、海洋建設株式会社、三省水工株式会社、株式会社中山製鋼所 五十音順) |
三重県の英虞湾ではシェルナースによる人工中層海底の開発試験(第8号参照)が現在進行中です。平成17年2月25日に海洋環境産業創出フォーラムのポスターセッションで発表された途中経過では、シェルナースには養殖筏からの有機物負荷を十分に分解処理できるだけのベントスが生息するようになったと報告されました。また、シェルナースに蝟集する魚類は対照区と比べると遥かに多く、シェルナースに棲み付いたベントスが魚類によって消費される良好な生態系ができつつあります。 |
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