JFシェルナース
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貝殻で作られた魚礁「JFシェルナース」により、貝殻が微生物や小型動物の棲みかとなり魚を育て、海を育みます。海のものを海に戻す、これぞ大自然の法則。

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■シェルナース効果調査事例
〜静岡県熱海市 シェルナース1.8型〜

   静岡県熱海市に沈設された私(シェルナース 1.8型)は、今年で5回目の春を迎えることができました。振り返ると、様々な思い出が浮かび上がります。多くのマダイの子供たちが遊びに来たり、ヒラメブリなどの大きな魚が立ち寄ったり・・・。
   この数々の思い出や出会いの中から、特に仲がよいマダイの子供たちとネンブツダイの物語をご紹介します。

   マダイの子供はヨコエビ類や多毛類をよく食べ、成長12cmぐらいからエビ・カニ類も好んで食べる魚です。私の身体の中で、動き回るゴカイ類、エビ・カニ類、ヨコエビ類、ワレカラ類(選好性餌料動物)などの小さな動物(魚の餌)が増えてくると、私の周りで遊ぶマダイの子供たちも増えてにぎやかになってきました。メダカの学校ならぬ、マダイの学校と言ったところでしょうか♪
シェルナースに蝟集するマダイ幼魚 シェルナースに蝟集するマダイの蝟集量
と選好性餌料動物の生物量の関係

   ネンブツダイは、私の内部の空間や周囲でいつも大勢で遊んでいます。しかし、ある時、全長80cmの大きなヒラメがやってきました。小さな魚のネンブツダイたちは食べられないように逃げなければなりません。私といつも一緒のネンブツダイたちは、私の内部の空間には大きな魚が入れないことをよく知っているので私の中へ・・・。無事に隠れてめでたし、めでたし!
ネンブツダイの蝟集におけるヒラメの影響
(左:ヒラメがいない魚礁、右:ヒラメのいる魚礁)

   これからも私は多くの仲間(魚)たちの餌を増やしたり、小さな魚を守ったりする母なる存在として熱海市の海を豊かにしてゆきます。

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