JFシェルナース
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貝殻で作られた魚礁「JFシェルナース」により、貝殻が微生物や小型動物の棲みかとなり魚を育て、海を育みます。海のものを海に戻す、これぞ大自然の法則。

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【PAGE.3】
■シェルナース効果調査事例

沈設シェルナース情報

設置場所
鹿児島県垂水市


設置魚礁
シェルナース2.7型
(平成15年3月11日沈設)
設置水深 34m
底質    砂泥



シェルナース調査情報

調査回数(3回実施)
 平成15年9月24日
 平成16年6月29日
 11月10日

調査内容
 ・魚類蝟集状況調査
 ・餌料培養効果調査
 ・環境調査
   岡山から南西へ約450km水平移動、更に錦江湾を34m潜降してやっと出会える鹿児島県垂水市のシェルナース2.7型! 平成16年11月に再び様子を見に行きました。以前は、全長80cmもある>大型のハタ科ブリの群れなどが確認されました。今回は沈設1年8ヶ月後のシェルナースの活躍ぶりをご紹介します。


   潜水機材を担いで海中を潜降し見えてきました2.7型!  魚礁でおさかなたちがにぎやかに群れている様子をイメージしていたのですが、なぜかシーン・・・・?としています。 あれっ? おかしいなぁ? 私が魚礁にゆっくりと近寄ると私を威嚇するようにピュッ!と巨大な魚が魚礁の前に現れました。全長100cmのヤイトハタです! ヤイトハタはジッとこちらを睨んでいて、私たちが近寄ってもそこの主であるかのように魚礁から離れようとしません。数分後、ちょっかいを出しすぎて止むを得ずその主が魚礁から離れていくと、どこからともなくアカオビハナダイなどの小型の魚類が現れてきました。主に食べられないように隠れていたかもしれませんね。
   その他に魚礁では全長70cmのスジアラオオモンハタが魚礁下部を泳ぎ回っている様子が見られました。また、餌料培養基質が多く配置され複雑な空間が多い魚礁上部では、全長8cm程度のオオモンハタ幼魚たちが小さな隙間を元気に出入りしていました。

   今まで3回実施した調査結果から、2.7型で確認されたハタ類(マハタ属)の蝟集生物量をグラフにしました。 蝟集生物量は大型個体の出現によって左右されるため調査毎に変動がありますが、蝟集個体数は時間の経過とともに増加しており、今後も大小様々なハタ類の住みかとして活躍していくことと期待されます。シェルナースにハタ類にハタがいて本当によハッタ(・・・・)(良かった)です!
シェルナース2.7型で確認したハタ類の蝟集生物量と蝟集個体数の推移
(写真:オオモンハタ)

   調査にご協力していただきました垂水市漁協の皆様
   どうもありがとうございました。

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