JFシェルナース
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貝殻で作られた魚礁「JFシェルナース」により、貝殻が微生物や小型動物の棲みかとなり魚を育て、海を育みます。海のものを海に戻す、これぞ大自然の法則。

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■シェルナース効果調査事例
SHELLNURSE in Autumn  秋のシェルナース

   暦の上では秋になったとはいえ、まだまだ残暑のきびしい9月の初旬に三重県に向かった。目指したのは平成11年の秋に全長100cmのクエが確認されたシェルナースである。 今回もイシダイ等をはじめとして様々な魚類がさながら水族館のように調査員を楽しませてくれた。また、シェルナース上面にはカジメ藻場が形成され、シェルナースは大きなカジメの塊のように見えるほどであった。そしてまた、あの大型魚が・・・
  −三重県の事例−
基  種 シェルナース2.2型
設置水深 10m
調 査 日 平成12年9月7日 (2年1ヶ月経過)
   シェルナース上面には大型の褐藻類であるカジメが群落を形成しており、その大半が全長50cm以上の個体で餌料パイプ等に強固に付着していた。側面パネルにもカジメの着生が確認できたが、上面に比べ小型であった。また、底板コンクリート上にもカジメが着生しており魚礁上面と同様に全長50cm以上の個体が多かった。図1にカジメの付着力測定結果を示す。カジメの付着力は小型個体より大型個体、コンクリートより餌料培養パイプの方が強く、カジメの根が平坦なコンクリート面よりもメッシュパイプやカキ殻にしっかりと絡みつくためであると考えられた。
図1 カジメ付着力
シェルナースに繁茂するカジメ シェルナース上面 カジメ着生状況

   シェルナース下部の空間にクエを確認した。平成11年9月に見られたクエより少し小型の個体であったが全長は80cmに達すると見られた。クエは数基隣接した魚礁の真中の魚礁に見られダイバーが撮影のため接近すると、隣の魚礁内部に移動し内部パネル間に定座した。その後何かに驚いたのか素早く魚礁を出て天然礁の方向に泳いでいった。
シェルナース内部に定座するクエ

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